こんにちは。
金沢の歯医者【西金沢しん矯正歯科】です。
2016年に12~15歳を対象に行われた調査によると、叢生(そうせい:デコボコの歯並び)のある子が3割近いという結果でした。
歯並びの乱れは、多くの子どもたちが抱えている問題といえますね。
参照:厚生労働省|平成28年歯科疾患実態調査結果の概要 p24 >
歯並びを整えるために、小児矯正を検討されている保護者の方は少なくないでしょう。
しかし、矯正中はむし歯になりやすいため、より入念なお手入れが必要です。
今回は、ワイヤー矯正中のむし歯リスクと、その対策方法についてお話しします。
矯正中はむし歯になりやすい?
矯正方法にはさまざまな方法がありますが、特にむし歯に気を付けたいのが「ワイヤー矯正」です。
ワイヤー矯正で使用するブラケットとワイヤーは取り外すことができないため、装置が歯についた状態で歯磨きをする必要があります。
装置の周辺は歯ブラシの毛先が当たりにくく、装置の間には汚れや歯垢がたまりやすくなるため、むし歯のリスクが上がるのです。
ワイヤー矯正中のケアのポイント
ワイヤー矯正中でも、適切なケアを行うことで、むし歯を予防することは可能です。
次にあげるケアのポイントをお子さまと共有し、矯正中のお口の中を清潔に保ちましょう。
1.歯ブラシの当て方を工夫する
矯正中の歯磨きは、以下の点を意識しましょう。
・装置と歯の間に、歯ブラシを45度の角度で当てる
・装置の斜め上、斜め下、正面など、さまざまな方向から丁寧に磨く
2.専用の歯ブラシを併用する
ブラケットやワイヤーの周辺は細かい所に汚れがたまりやすく、歯ブラシだけでは清掃が不十分になりがちです。
そこでお使いいただきたい清掃用具が、「タフトブラシ」というヘッド部分が小さい歯ブラシです。
タフトブラシを活用することで、装置の間や歯とのすき間部分の汚れも効果的に除去することができます。
3.デンタルフロス・歯間ブラシを併用する
歯と歯の間の歯垢は、歯ブラシだけでは6割程度しか落とせないといわれています。
ただでさえ磨きにくい箇所ですが、矯正中はさらに清掃しにくくなるため、歯と歯の間からむし歯になる方は多いのです。
そこで、「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を併用することをおすすめします。
これらの清掃用具を活用することで、歯と歯の間の汚れの除去率を約8割まで上げることができるのです。
参照:新潟市公式ホームページ|正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう >
「西金沢しん矯正歯科」は矯正中のお子さまをしっかりサポート
矯正中にむし歯になってしまうと、治療期間がのびてしまうこともあります。
【西金沢しん矯正歯科】では、お子さまの歯並びや矯正方法に合わせて、磨き残しやすい場所をわかりやすくお伝えしますので、一緒に予防ケアに取り組みましょう。
当院は、「西金沢駅」西口を出てすぐの歯医者です。
院内には「キッズスペース」をご用意しておりますので、親子でご来院ください。
※矯正歯科治療は、公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。